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2018
12
31

2018年振り返りとご報告

大晦日。

ギリギリの時間ではありますが、今年の振り返りをしようと思います。

そして、大事なお知らせが二点あります。

まずは、今年の出来事から。

ムームー企画としては、年二回の公演を致しました。

まず、最初に「春が見えなくて」


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沢山の客演さんに支えられた公演で、ここまで大きな座組も初めてでした。

そんな中、ただただ必死になっていたわけですが、やれたこと、やれなかったこと、いろいろな反省点がありますが、ご来場していただいたお客様には感謝しかありません。

改めてこの場でお伝えしたいと思います。

ありがとうございました。

終演後、僕に声をかけていただき、感想を述べてくれた方もいて嬉しかったです

思えばそんなことも初めてで、まったく知らない方から声をかけられている状況に全然慣れなくて、どんな言葉を返したらいいかもわからず、ただ、ありがとうございます、ありがとうございますと繰り返していました。

楽しいことも苦しいこともあるのが演劇なので、それを乗り越えるためにはエネルギーが必要ですから、誰か一人でも届いている実感があれば頑張ろうと思えるので僕にとって大きな出来事でした。

こういう結果になれたのも、客演の皆様のおかげです。

運営に慣れていない僕らを助けていただきましたし、最後まで僕の演出に付き合っていただきました。

本当にありがとうございます。素敵な座組でした!

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その後、個人での活動が続きました。

僕は、4月に「織々」の演出。「わたし、かえる。」という作品に参加しました。

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ご来場ありがとうございました。

「織々」は、一人芝居で役者であり主宰の本山さん、音響と照明を担当していただいたのは、いけてるまささん。そして、僕という最小のメンバーでスタートした企画でした。稽古場も川崎だったのですが、こんなに一人の役者さんとじっくり向き合ったのも珍しく、楽しくて仕方のない現場でした。スタッフのいけさんは、普段、演出もされているそうですがプランもオペもされるそうです。すごい!

主宰の本山さんは、コント公演で演出した時に出会った役者さんで普段は声優の仕事をやっている方です。すごく器用で、自分で美術もやっちゃう。美術プラン良かったなー。

その後、5月に浦部が客演で「スミコ演劇隊」に出演しました。

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珍しくというか、躍ってましたね。レッツダンス。そして歌。
我々の団体は、ゆっくりとした会話劇が多いんですが(今はそんなこともないか)いつもと違う浦部を観られることは僕の楽しみでもあります。見た目とのギャップが大きい役でもありました。浦部は貞操観念強め女子なので。

スミコ演劇隊の皆さんお世話になりました。

7月に入ってからは、なんと劇団820製作所さんの稽古場におりました。

利賀演劇人コンクールに参加するとのことで、僕も同行させていただきました。

なかなか、利賀村までの道のりがハード。

前日22時くらいに横浜から車で出発して、機材等を積み込んだりもしましたが、ついたのが翌日15時くらいだったと思います。買い出しとかもあったけどね。

当日、さっそく世界劇団さんの芝居を観ました。

岩舞台に圧倒されましたね・・・・・


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僕には到底扱い切れないスケールでしたので、本当に演出の波田野くんはすごい仕事をしているなと。改めて思ったし、絶対勝って欲しい。そう思った夜でした。
審査当日、本当に820の皆はいろんなものを乗り越えて岩舞台に立っていて、それは直接の評価に繋がらなくても、涙が止まらなくなってしまいました・・・・・。本当、お疲れさま。

利賀で何団体か観ましたが、やっぱり今でも820の弱法師が一番好きです。

そして、最後に9月の公演「メドレー」

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この企画は短編物だったんですが、春が見えなくてに比べると少人数の座組。

企画が立ち上がった当時は、まさかここまで台本が難航するとは思いもよらず・・・・・。

ブルーハーツの楽曲がテーマになっている三本立てでして

人にやさしく
ラブレター


以上の楽曲からイメージを拾って、台本を書きました。

パンダの着ぐるみが出たり、神様が出たりと、もはやなんでもありの内容となっていましたが、いつもの自分とは違うものを書きたくて、苦しかったし、役者のみんなには迷惑かけたけど、上演出来たこと本当嬉しく思っています。

好きと言ってくれる人、しょーもなと!と言ってくれる人、いろんな感想があった公演でしたが、全部ありがたく受け止めております。ただ、お客様には狭い劇場、柱などの関係で見ずらい環境での観劇となってしまい、申し訳ありませんでした。

私にとって、この公演はいろいろな挑戦がありまして、自分を超えたい気持ちもありましたし、もっと、もっと伝えたいことがあったんだと思います。

でも、時にそれが空回りしたこともありました。

役者である、田原慎太郎くんが言った最後のセリフ。

何度でも、人は夢が見られるという意味を込めましたが、まさに今の僕にとって支えになっている言葉だと思います。

頑張ろう。

ブルーハーツ最高。

ありがとう。座組のみんな!

ご来場ありがとうございました!

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そして!

ムームー企画にとって、大きな出来事がありました。

お知らせは2点程。

少し語らせてください。

まず、長年一緒にやってきた楽曲の八藤後俊亮が退団致します。

楽曲はもちろん、実務的なところも長年支えてくれた人でもありました。

彼との出会いは中学生時代。

同じ中学の先輩だったのですが、僕が彼の弟とよく遊んでいたのをきっかけに交流が始まりました。その後、大学で演劇を始めた僕は演出となり、楽曲を探していた時にお願いしたのがきっかけです。

そこからカウントすると、10年以上の付き合いになります。僕の演劇は、彼の音楽と一緒に歩いてきたのだと思うのです。
劇団から離れることが決まった時、確かに寂しい気持ちにもなりました。でも、お互い続けている限り。きっと、いつか一緒にやれる日もあるだろうし、彼の音楽に触れることもあると思うのです。だから、気持ち的には「またな!」って感じです。近いうちか、遠い先のことかはわからないけど、僕達はすっごい応援しています。

ありがとうヤーゴマン。

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写真は退団が決まった夜、ブルーハーツ縛りでカラオケ朝までコースのとき

そして、二つ目。ムームー企画は休団致します。

退団の話が出た後に決まりました。

ヤーゴマンがきっかけというよりは、どこかで考えていたことだと思います。

でも、僕と浦部はその場で解散という決断はしませんでした。

まだ、終わってないんだと思います。

でも、今は立ち上がる力がありません。そのため休団という選択をしました。

ムームー企画としての活動は来年ありませんが、個人の活動はありますのでよろしくお願い致します。

ご報告は以上です。

劇団の活動がなくなるので暇になるわけですが、じっくりとゆっくり演劇をやっていきたいと思います。

さあ、やってこい2019!

どんなことが待っているか楽しみです。

皆様、良いお年を。

来年もよろしくお願い致します。

岡村俊輔
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プロフィール

ムームー企画

Author:ムームー企画
神奈川県横浜市を中心に活動している演劇団体です。
2012年に旗揚げし、主宰の岡村が、劇作と演出を担当。
公式HP>http://mu-mu-kikaku.com/